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世の中には、日々努力し誠心誠意事に当たりながら様々な不運、凶災に泣かされ、苦しんでいる人が少なくありません。
又、幸福に暮らしている人でも少々の失敗や行き違い等で一夜にして不幸に落ちこんで行く事も沢山あります。
その時に「どうしうようもない」「運が悪いのだから仕方がない」と諦めて仕舞う事が多いものです。「神も仏もないのか」と世をはかなみ、遂には生活力をも失って人生の落伍者となり、最悪の場合には一家離散、無理心中という悲劇も少なくありません。
その反面、それ程努力もせず事が順調に発展し大成功する人もあります。又、最悪の事態から九死に一生を得る場合もあります。一般には「運が良かった」と簡単にかたずけてしまうのが通例であります。
これ等、運、不運、奇蹟、等の不可思議な事柄は全て宇宙大自然のなす用(はたらき)によって生ずるものであります。故に宇宙大自然の中に生まれ生活していく私共人間が宇宙大自然の用(はたらき)に接する事は当然です。運、不運、奇蹟、等 不可思議な事柄が私共の生活上から離すことは出来ないのです。天地に気流があり、人体に気血の循環がある如く宇宙大自然大気の中に住む人間は一刻たりといえども大気を離れて生きる事は不可能であります。
この大気の内に「順」と「逆」の二つがあります。
人の心気の静と動、天地の大気の静と動とが一致したものを「順」といい一致しないものを「逆」といいます。
「天に順う者は栄え」「天に逆う者は亡ぶ」即ち、この大気の軌に順う者は幸運を得て大いに栄え、大気の軌に逆う者は不運となり遂に敗北者となります。
大気象理学は、宇宙大自然の理法を研究し、人をして大気の軌の順う方法を教える事により、失業者に職を与え、不縁者に良縁を与え、病弱者を健康に導く様、不幸の軌より幸福の軌に転身させ処世安易とし大成功に導く為の方法を教える学問であります。
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